掃除をしていて雑巾をギュッと絞ると、肘のあたりや肘の外側から激痛が・・・。
こんな痛みを体験されたことがあると思います。
また、
- 少し重さのあるビジネスバッグを持ち上げたら激痛が
- 少し多めに買い物していたら肘から激痛が
- 包丁やフライパンを持つと肘や腕が痛い
- キーボードを打っていると肘が痛い
このような症状を経験されたこともあるでしょう。
今回は、年齢とともに起こりやすく経験する機会が増える「テニス肘」についてお伝えしていきます。
テニス肘になる理由とは?
肘の痛みの中でも有名なのが「テニス肘」です。
テニス肘は名前からもわかりますが、もとはテニスを楽しまれる方に起こりやすい症状でした。
とは言え、テニスだけではなく、バドミントンやゴルフなどでも起こりますから「バドミントン肘」でも良かったと思うのですが、発音しやすい「テニス肘」に落ち着いたのでしょう。
テニス肘はスポーツを楽しまれる方に多いのは何となくわかります。
スポーツは普段の生活では使わない「肘」に負担がかかりやすいので、その負担が原因となって「痛み」になるのです。
しかし、昨今はスポーツ(テニスなど)をしなくても、肘に痛みを訴える人が増えてきています。
スポーツとは縁の遠い
- 主婦の方
- 育児中のお母さん
- 会社員
「運動なんてやってないよ」という方にも「テニス肘」が起こっているのです。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。
それは、手首を過剰に使うシーンが増えているからなんです。
主婦の方であれば、家事全般で手首を使います。
掃除や洗濯、料理では重さのあるフライパンを動かすこともあります。
育児中のお母さんなら、赤ちゃんをダッコするとき手首や肘に負担がかかっていることもあるでしょう。
育児という慣れないことで、これまでよりも手首に負担がかかっていることも増えていると思います。
会社員の場合なら、仕事場でパソコンを使うことが増え、キーボードやマウスを使うことで手首に負担がかかっています。
このようにスポーツをやっていなくても「テニス肘」になる理由が、私たちの生活の中にいっぱいあります。
少しだけでも注意しておきたいですね。
テニス肘の症状にはこんなのがあります
テニス肘の代表的な症状には、先ほども少し出てきたものがあります。
それは、
- ものを持ち上げる
- タオルやフキンをしぼる
手首や肘に負担のかかる動作を行うと痛みが走ります。
最初の頃は「少し痛い」くらいなのですが、放っておくと少しずつ症状が悪化し、軽いものを持ち上げたり少しひねったりするくらいでも激痛を引き起こします。
痛みの後にはダルさもありますので、何とも言えないジワ~とした不快感が残ります。
テニス肘は悪化するまでは、動かさないと痛みは出ません。
安静にしているときには痛みがありませんので、眠っているときや腕を動かしていないときには忘れている方もいらっしゃいます。
しかし、症状が悪化すると安静にしていても痛みが起こり、少し動かしただけでも痛みが出ます。
こうなると症状はかなり進んでいますので、すぐに整骨院や整形外科へ受診され、まずは痛みを抑える治療をされた方が良いでしょう。
テニス肘とは「そもそも」何なのか?
テニス肘とはそもそも何なのでしょうか?
テニス肘は、肘のまわりにある筋肉が炎症を起こしている状態です。
体(特に腕や肘)の使い方が良くないため、肘に負担が集中し、負担が長年蓄積されたことで筋肉に炎症が起こります。
その結果として痛みが起こり、いつまでも不快な痛みやダルさが解消しない症状です。
テニス肘には大きくわけて2つの治療方法があります。
(1)保存療法
痛みが起こっている部分を見極め、炎症を早くひかせる電気治療を行います。あとは、手首や指をストレッチします。
また、できるだけ手首や指を使わないようにします。
肘の痛みが辛い場合には、整形外科で投薬や注射という方法を選ぶことも可能です。
(2)手術療法
保存療法で効果がでない場合には、整形外科などの医療機関で手術をすることもあります。
どのような手術になるのかは、精密検査などを通して決めることになりますが、手術療法は最後の手段と考えておくのが良いでしょう。
テニス肘が治療しても治らないワケ
このようなテニス肘ですが、いくら治療をしても治らないとお悩みの方も多いようです。
そこで、どうして直らないのかを一緒に考えていきましょう。
まず一番に考えられるのは治療中でも肘や手首を使うことがやめられないという場合です。
仕事や日常生活で、どうしても休ませることができない場合、症状はどんどんと強くなっていきます。
ですから、休ませることを重視してください。
右腕だけが痛いのなら、一部の動きには左腕を使うように工夫するのも方法です。
例えば、コンピュータのマウスを使うとき。
いつもは右手ばかりだったとしても、治療をきっかけに左手にするというのも方法です。
次にテニス肘が治らない理由として考えられるのは、
「肘だけを治療している」
ということです。
「テニス肘だから肘だけでいいんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、肘へかかっている負担は、肩から指先までバランス良く治療しないといけません。
肘へ負担がかかっているということは、肩や指先が本来の役割を果たしていない可能性もあります。
ですから、テニス肘は肘だけ施術するのではなく、肩~肘・指先と「腕」全体を診て施術する必要があります。
普段からの予防も忘れずに
痛みが激しくなる前に、普段の生活で予防をするように気をつけておきましょう。
肘や手首のストレッチは基本中の基本ですね。
また、先ほどお話しましたが、痛みを感じる方の腕を使う頻度を減らすことも考えたいところです。
いつもとは違う方の腕を使うようにすると、少しは負担が軽減します。
また、痛みを感じる方の腕を使うときには、休憩をはさみながら使うことも覚えておきましょう。
あとは、テーピングを使って負担を減らす事も大切です。
負担のかかっている筋肉にテーピングをはりましょう。
まとめ
テニス肘の痛みはイヤなものです。
使いたいのに使うと痛い。
それも自然に使った後に痛みがきますので、何とも言えない気分になります。
まずはテニス肘の症状がどの程度なのか、整骨院や整形外科で確かめてもらってください。
また、どの部分に負担がかかることで痛みが強いのかも知っておきましょう。
このようなことがわかってくると、あなたに合わせたストレッチや予防方法が組み立てられますので、比較的スムーズに痛みから解放されるはずです。
テニス肘は、放っておいても治りません。
まずはお近くの整骨院や整形外科で診てもらってください。
ちなみに
テニスといえば、先日行われた2018全米オープンで大阪なおみ選手が優勝しましたね!
優勝インタビューでブーイングが起こっていた会場で
「こんな終わり方ですみません」と大阪なおみ選手は言っていました。
そのインタビューを聞いた時に私は日本人っぽいな、素敵だなと感じました。
まだまだ若い選手なのでこれからの飛躍が楽しみです。
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一人でも多くの方の症状が改善し、痛くないことが当たり前である生活を取り戻していただきたい、そのために少しでもお役に立てればと思い、この整骨院を開院しました。
根治を目指して、私も患者様と一緒に闘います。
お困りごとやお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。