膝の痛みに悩んでいる方で非常に多い「変形性膝関節症」について。
・階段の昇り降りで膝の内側が痛む
・O脚、ガニ股になってしまった
・膝が痛くて正座ができない
・歩きはじめが痛い
そのような症状を感じ、整形外科でレントゲンを撮ってもらったら、「変形しちゃってるね」「軟骨がすり減ってきてる」「関節の隙間が狭くなっているね」という診断で、痛み止めの薬や注射をうたれている方は多くいると思います。
痛みが引かず、もう歳だからしょうがないと諦めずに、まだまだ元気に歩いて生活するためにも変形性膝関節症についての知識を深めていただければと思います。
原因
正常な膝関節は、骨と骨との間の部分が弾力性のある関節軟骨でおおわれています。この関節軟骨が膝にかかる衝撃を吸収してくれて、クッションのような役割をしています。また、膝関節全体を袋状に包み込んでいる関節包には関節液があり、このおかげで膝がなめらかに動かせるようになっています。
しかし、変形や加齢などの原因によって膝関節にある関節軟骨は少しずつクッション性を失い、すり減っていきます。すり減ったり、弾力性がなくなった関節軟骨では膝を自由に動かせなくなり、膝にかかる衝撃も十分に吸収できなくなります。これが、関節痛の原因になるのです。
どんな人になりやすいの?
年齢は60代〜80代、男女比でいうと女性に多いです。女性の方が筋力が弱い、また閉経などのホルモンバランスが影響しているといわれています。
加齢
年齢が高くなるにつれて膝が痛む患者さんが増えてきます。これは、年齢とともに筋力が弱くなり関節にかかる負担が大きくなることや、長年にわたり関節を使い続けて関節軟骨がすり減ってきたことなどが関係していると考えられます。
また、早くて25歳頃から軟骨がすり減り始めてしまう方もいると言われています。
筋力の低下
膝を支えている太ももやお尻の筋肉が衰えてしまうと膝の痛みがでやすくなります。とくに、大腿四頭筋(太ももの前側にある筋肉)が衰えてきてしまうと膝関節の支えが弱くなり、痛みがでやすいです。
肥満
体重が重い分、膝にかかる負担も大きくなります。歩行時には体重のおよそ3倍、階段の昇り降りでは7倍〜8倍膝への負担がかかります。「体重を落としたいけど、膝が痛くて運動できない」という方はプールでの運動をオススメします。
腰や骨盤、足首の影響で膝が痛くなっている人もいる?!
膝関節は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)のすきまの部分です。大腿骨は骨盤と脛骨は足首とつながっているので、骨盤や足首が歪んだり、変形していても、重心が偏り、膝が痛くなりやすいです。
骨盤や腰、足首が原因で膝に痛みがでやすくなってしまっている可能性もあります。実は膝が悪い人は腰も悪い人が非常に多いのです。
膝の痛みも腰や骨盤、足首などを適切に治療することで痛みがおさまる方はたくさんいます。痛みがでやすい歩き方や身体の重心、神経の流れを正常になおすだけでも膝の痛みは緩和していきます。
対策
大腿四頭筋トレーニング
大腿四頭筋の大腿直筋の部分が衰え、弱化してしまうと骨盤が後傾し外に開きやすくなるので、ガニ股やO脚になりやすくなってしまいます。なので、大腿四頭筋を鍛えるだけでも膝の痛みが軽減するので試してみてください。
イスに座り膝の曲げ伸ばし運動
片足の膝を伸ばしていき、イスの高さくらいまで足を上げて、その状態で10秒間保ちます。ゆっくりおろして、5秒間休んだら、もう一度。その一連の動作を20回繰り返し行ってください。
膝をまっすぐ伸ばすと痛みがある場合は、軽く曲げながら行っても大丈夫です。
まとめ
膝に痛みがあると歩いたり、正座をしたり、日常の生活が不自由になる事がたくさんあります。
膝が痛いとおでかけするのが嫌になりますよね?
元気に歩けると、生活の充実さが変わってきますし、なにより健康にも良いです。
ですので、膝の痛みを我慢している方、なかなか治らない方は先ほど紹介させていただいた運動を試してみて下さい。
痛みを改善して笑顔の多い生活にし、健康寿命を延ばしましょう。
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一人でも多くの方の症状が改善し、痛くないことが当たり前である生活を取り戻していただきたい、そのために少しでもお役に立てればと思い、この整骨院を開院しました。
根治を目指して、私も患者様と一緒に闘います。
お困りごとやお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。