起きると首が痛い。
スマホを見ると首が痛い。
パソコンを見ると首が痛い。
そして、仕事が終わる頃になると、ちょっと頭痛が。
毎日痛い訳ではないし、病気かというとそんなこともなさそう。
こんな症状にお悩みではありませんか?
今回は、こういったはっきりしない首の痛みについて、体の専門家である森の葉整骨院が原因と対処方法をお伝えします。
目次
寝て首が痛い原因とは
寝て起きると首が痛い。その原因には大きく分けて3つ考えられます。
(1)疲労
首回りの筋肉に疲労が溜まり続けると、首から顎、肩にかけての筋肉が凝り固まってしまい、痛みやひどい場合にはしびれを感じることがあります。
この状態、特に最近ではスマートフォンをジッと見続けることから起こりやすくなっています。
同じ体勢(特に首の角度)を続けると、一点に負担が掛かり続けるため、筋肉が疲労し痛みという症状が起こります。
(2)加齢や捻挫
加齢による首の骨の部分の変化で痛みが起こることもあります。
医学的に言いますと「頸椎症」「頸椎椎間板ヘルニア」という病名がついている症状です。
また、寝返りの頻度や、眠っているときの動きに関係するのですが、知らず知らずのうちに首を捻挫しているということもあります。
首周辺の筋肉が柔軟であるときには、あまり気にならないかもしれません。しかし加齢によって筋肉の柔軟性が失われてくると、枕から頭が落ちるだけでも捻挫することがあります。
これらの状態は、日常的に起こりにくいことですが、50歳を過ぎてから頻繁に首の痛みを感じるなら、整形外科で検査してもらうことが必要です。
また、まれに内臓疾患によって痛みが出ていることもあります。
健康診断など定期的な検査をされていないのなら、ぜひ病院で検査してもらうことが最優先です。
(3)枕
「寝違え」というやつです。
実は「疲労」と同じくらい「寝違え」は、首の痛みを引き起こす原因に多いです。
寝違えは枕の高さや素材、大きさが原因で引き起こされることがあります。
枕の高さが合っていないと眠っているとき首へ負担が掛かり「疲労」させてしまっていることがあります(結局は疲労なんです)。
枕の素材が柔らかすぎると、はじめは気持ちいいですが、だんだんと頭が沈み込んでしまい、結果的に低い高さの枕と同じようになることがあります。
反対に硬すぎる枕は、首の部分のS字カーブを描きにくくなりますので、寝ながらストレートネックになっているイメージです。これ、スマホを見ているのと同じですから、首へかなりの負担が掛かっています。
また、枕の大きさが小さすぎると、寝返りを打ったときに頭が落ちるんですね。
そういう経験をすると、人は寝返りを打たないようにしようとしますので、首や肩への負担が分散されることなく増え続けてしまいます。
結果的に、枕に関する3つのことが満たされないと、睡眠の質が低下し、起きたときに「首が痛い」という症状に悩まされることになります。
まずはやってほしい枕の選び方
首の痛みの原因として一般的に考えると、首部分への疲労の蓄積となります。
では、この疲労をどのようにすると解消できるのでしょうか。
ここで注目したいのは、1日の中で7~8時間行う睡眠で使う枕です。
(1)どんな素材がいいの?
寝ている姿勢をイメージするとわかりますが、どうしても首や肩に負担が集中しています。
そこでこういった集中する負担を分散させる素材である「低反発」のものがおすすめです。
低反発素材の中にも、硬さのバリエーションがありますから、実際に頭をおいてみて確かめてみてください。
(2)大きさは?
寝返りを打っても頭が落ちない大きさが必要です。
また、枕は首だけを乗せるものではありません(そう思っている人もいると思いますが)。肩も支えられるものが理想です。
ということは、思っているよりも大きめのサイズが必要です。
(3)高さは?
これが難しい部分です。
人は眠っているとき、仰向けと横向けの姿勢をとります。
仰向けの場合には、首のS字カーブが自然に描ける高さが必要です。
横向けの場合には、背骨がまっすぐになるくらいの高さが必要です。
これは実際に枕を使ってみないとわかりにくいところです。
必ず枕を選ぶときには、仰向けで合わせてから、横向けも合わせることを忘れないでください。
素材、大きさ、高さ。
この3つが合っていないと、次のようなデメリットが起こりやすくなります。
・睡眠時無呼吸症候群
・ストレートネック
どちらも体への負担も増える症状ですし、睡眠時無呼吸症候群の場合は、大きな事故につながることもあります。
たかが枕と思わずに、あなたの生活を整えてくれるアイテムとして真剣に合ったものを選ぶようにしてください。
バスタオルで作る枕を試す
とはいっても、簡単に合う枕を探すのは簡単ではありません。
そこで、試してみてほしいのがバスタオルを使った枕です。
一般的なサイズ(120cm×60cm)のバスタオルを用意して、くるくると巻いていきます。
直径が8~10cmくらいにして、首の下において寝ころんでみましょう。
このとき、特に意識しなくても目線がまっすぐ天井をみられているかがポイントです。
真上が見えない場合は、バスタオルの巻き具合を調整しましょう。
また、呼吸は自然にできるか。
バスタオルで作った枕と首の間に隙間が出来ていないかをチェックします。
簡単な方法ですが、こうやって試してみると、普段使っている枕があなたに合っているのかどうかがわかります。
寝る前にできる簡単ストレッチ
枕の大きさがわかったら、次に、出来るだけ毎日寝る前にストレッチを行い首や肩のコリをゆるめておきましょう。
(1)首
STEP1:まっすぐ天井を見て寝ころびます。
STEP2:肩は動かさずに顔だけを右へゆっくり倒して5秒キープ。
STEP3:反対側へ顔を倒して5秒キープ。
STEP4:3~5回くらい繰り返すのが効果的です。
(2)腰
STEP1:天井を見て寝ころびます。
STEP2:両足のひざを曲げ、足先を体の方へ引き寄せます。
STEP3:腰が浮かないように気をつけながら、立てたひざを右側へゆっくり倒します。
STEP4:倒しきったらそのまま5秒キープします。
STEP5:ゆっくりと反対側に倒して同じことを行いましょう。
STEP6:右と左を1セットとして、3~5セット行うと効果的です。
(3)全身
STEP1:天井を見て寝ころびます。
STEP2:右足を体へ引き寄せひざを立てます。
STEP3:立てたひざを右側へゆっくりと倒し、そのまま5秒キープします。
STEP4:ゆっくりと体全体を右側へ向けます。
STEP5:ゆっくりと天井を見るように戻します。
STEP6:反対側も同じことを行いましょう。
STEP7:右と左を1セットとして、3~5セット行うと効果的です。
まとめ
首が痛いのって、結構なストレスになります。
スマホやパソコンを見るため下を向いたときに痛いのも困りますが、誰かに呼ばれたとき油断していて「はい!」って振り向いた途端、激痛。
これ、大変困ります。
こういった首の痛みも含めて、ほとんどの場合は「枕」を正しく選ぶことや、寝る前に簡単なストレッチをすることで解決できるものなのです。
ですからあなたも今日から、正しい枕を使ってください。
そして、首から腰、全身のストレッチを行ってください。
もし、自分にとっての正しい首の状態や、体のバランスが気になるようでしたら、お近くの整骨院や整体院に相談されるのが一番です。
体に正しい位置を覚え込ませることで、あなたはいつでもどこでも、自分の体に負担をかけず生活することができるでしょう。
上記のお悩みをお持ちでしたら、初回キャンペーンをご利用いただき、ぜひ森の葉整骨院の治療を体験してみてください!
一人でも多くの方の症状が改善し、痛くないことが当たり前である生活を取り戻していただきたい、そのために少しでもお役に立てればと思い、この整骨院を開院しました。
根治を目指して、私も患者様と一緒に闘います。
お困りごとやお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。