誰もが一度や二度は経験したことのある「寝違え」。
起きると首が痛く動かせなくなっていて、この痛みを抱えたまま一日を過ごすことに憂鬱を感じる瞬間だと言えます。
では、寝違えは、なぜ起こるのか?
どのような仕組みで起こっているのか?
予防法はないのか?
いや、そんなことは「どうでもいい」から、対処法はないのか?
今日という一日を、最悪な気分で起きてしまったあなたへ、綾瀬の森の葉整骨院が最悪の原因である「寝違え」について、対処法や予防法などをふまえてお話していきます。
目次
そもそも寝違えってなんですか?
寝違えは突発的に起こります。
何の前触れもなく、朝起きると起こっているという、大変やっかいな症状。
そして、寝違えは放っておくと徐々に痛みが治まり、そのうち寝違えたことを忘れてしまうという、何ともいいかげんなものです。
とはいえ、寝違えた瞬間は大変痛いものですから、すぐに何とかしたいと思うのが人情。
でも、その前に「寝違え」についての話を少し聞いてください。
「寝違え」とは、眠っているときの「姿勢」が良くなかったために起こった首の痛みです。
寝違えがひどい場合には、
- 首を前後に曲げたり伸ばしたりできない
- 頭を左右に動かすと激痛が走る
- 首も頭も痛くて動かせない
このような状態を経験することが多いです。
ほんとうに、ちょっとした動きにも敏感に反応し痛みを伝えてきますから、上半身(特に首回り)を動かさないようにして生活することがほとんど。
このような状態を「寝違え」と呼んでいます。
寝違えを医学的に言うと?
では「寝違え」を医学的に言うと、どのような病気になるのでしょうか?
実のところ、寝違えは眠っていたときの姿勢だけが原因ではなく、普段の生活の中で既に痛みの原因が始まっていることもあるのです。
例えば
- パソコンを長時間使って仕事をしている
- 首を曲げた状態で長時間仕事をしている
首の骨である「頸椎」周辺に負担がかかることが原因となっていることもあるんです。
ですから「寝違え」を医学的に言いますと「急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)」と呼ばれる診断名がつけられます。
寝違えのメカニズム
では、寝違えは首に何が起きているのかを説明します。
寝違えは首が痛みますから、原因は「頸椎」と呼ばれる部分。
特に、頸椎を構成している「椎骨」と呼ばれる骨は7つあり、7つの骨がお互いに「椎間板」によってつながっているのですが、この椎間板に急性炎症が起こっていると考えられます。
腰の部分に起こりやすい「椎間板ヘルニア」に似た状態だとイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。
腰の椎間板ヘルニアの「軽い」状態が「首」に起こっている。
これが寝違えのメカニズムだと考えられています。
ヘルニアを経験された方ならわかると思いますが、いくら軽い状態だとはいっても、そんなことが首で起こっているのですから激痛なのは当たり前ですよね。
寝違えが起こりやすい原因
(1)ストレートネック
医学的な統計がある訳ではありませんが、寝違えが起きやすい方に「ストレートネック」の方が増加傾向にあると言われています。
ストレートネックは、首の部分がしなやかにカーブを描かず、まっすぐになっているため筋肉への負担が増えている状態だと言えます。
このような状態ですと、首周辺の筋肉は血行が悪くなりやすいですし、筋肉が緊張状態にありますから、知らず知らずの間に首への負担が増え、ある日突然「寝違え」ということも十分考えられます。
(2)寝相
一般的な寝違えの原因として多いのがこれです。
眠っている間、長時間にわたって首が反っていた。
首が横に曲がったままだった。
これでは頸椎部分への負担が大きいですから、起きたときに首が痛むことは十分に予測できます。
(3)枕
寝相にも関係するのですが、枕や寝具があっていないと寝相が悪くなります。
- 狭いベッド
- 高すぎる枕
- 低すぎる枕
- 小さい枕
どれも眠っているとき、寝返りを打とうしても上手く打てない状況を作り出しています。
その結果、おかしな姿勢や首の位置をキープしたまま、長時間眠ると・・・
当然ですが、頸椎周辺への負担が大きいので「寝違え」が起こります。
(4)肩こり
肩から首にかけては、たくさんの筋肉が重なり合い、複雑な動きをしています。
そのため肩の筋肉が固くなっていると、横になっていても首や肩の筋肉が緩まないので同じ姿勢を続け、寝違えを起こしやすくなります。
(5)ストレス
寝違えとストレス。
あまり関係していないように思いますが、心とカラダはつながっています。
イメージしてみてください。
あなたが仕事中に「ストレス(緊張すること)」を受けたとき、肩や首の筋肉が緊張状態になっていませんか?
嫌な思いをしたとき。
苦手な同僚と一緒に仕事をするとき。
無意識に首や肩へ力が入り、カラダが固まった状態になっているのではないでしょうか。
ストレスをそのまま持って帰ると、肩や首の筋肉が緊張したまま眠ることになり、寝違えを起こす原因にもなり得ます。
寝違えの予防法
寝違えを予防するには、次のポイントを知っておきましょう。
- ストレスを溜めない
- ストレッチをこまめにする
では、具体的なストレッチの方法を紹介します。
こまめにストレッチをすることで、気分を変えることができますから、ストレスを溜め込む予防にもなります。
(1)両腕を耳の横から上方向へまっすぐに伸ばしましょう。
(2)両腕の肘を90度に曲げながら、腕をゆっくりと下ろしていきます。
両腕に小さなダンベルを持っているようなイメージで下ろしてください。
肘を曲げ、下ろした両腕の手のひらを、耳よりも少し後ろへもっていき止めます。
この動きで、寝違えが起こりやすい「首の横」「肩甲骨」部分がストレッチされます。
寝違えたときの対処法
すでに、今、この記事をお読みになりながら「寝違え」の痛みと戦っておられるなら、対処法として次の方法があります。
(1)冷やす
痛みは激しいでしょうか?
激しい痛みが起こっているときには、痛みを感じる部分が炎症をおこしている可能性が高いですから、まずは冷やすことを行いましょう。
ただ、長時間にわたる冷やしすぎはよくありませんので、5分〜10分間を目安に冷やしてください。
このとき、冷やしていると痛みが治まってきますが、首を動かしてはいけません。
動かすと、また痛みがやってきます。
(2)温める
痛みが治まってきたら、血行を改善するために温めましょう。
お風呂に入ってもいいですし、シャワーで温めてもいいですね。
(3)カラダの専門家へ相談
早めに整骨院へご相談ください。
確かに寝違えは、ほとんどの場合放っておいても治まります。
しかし、痛みからはできるだけ早く解放されたいもの。
もし、あなたもすぐに痛みから解放されたいなら、カラダの専門家へご相談ください。
まとめ
寝違えは誰にでも起こりえます。
そして、困ったことに突然起こります。
でも、普段からストレスやコリを解消しておくと、かなりの確率で「寝違え」と出会うことは減るはず。
カラダの定期メンテナンスを行うことで、毎日を清々しくスタートしてください。
上記のお悩みをお持ちでしたら、初回キャンペーンをご利用いただき、ぜひ森の葉整骨院の治療を体験してみてください!
一人でも多くの方の症状が改善し、痛くないことが当たり前である生活を取り戻していただきたい、そのために少しでもお役に立てればと思い、この整骨院を開院しました。
根治を目指して、私も患者様と一緒に闘います。
お困りごとやお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。