首や肩の辛さに困っている日本人は約3000万人いると言われています。
とくに、女性に多く、「この肩の辛さどうにかならないかしら。」と思い、自分でマッサージをしてみたり、シップを貼ったりしている方がたくさんいます。
しかし、一時的にはその痛みや辛さがなくなったとしても、また仕事に集中したり、家事をしていたりすると同じように首や肩が辛くなってしまいます。
それは、痛みや辛さの根本的な部分が変わっておらず、一時的にマッサージやシップを貼ってごまかしているだけだからです。
目次
二足歩行によって、頭と両腕の重さを肩周りの筋肉で支えている
ヒトは二足歩行に進化した事によって、手に体重をかけて活動する機会が減りました。
その結果、肩周りや首、腰の筋肉が弱くなり、首や肩に負担がかかりやすくなりました。
大人の頭の重さは約5kg、両腕は約8kgを肩周りの筋肉で支えなくてはいけません。これは実に大変なことです。
筋肉のバランス
身体の筋肉には表と裏があり、どちらかが縮むとどちらかが伸ばされます。
例えば、膝を曲げる筋肉と伸ばす筋肉があります。膝を曲げる動作では曲げる筋肉は縮み、伸ばす筋肉は伸びます。逆に膝を伸ばす動作をすると、曲げる筋肉は伸びて、伸ばす筋肉が縮みます。
このように、筋肉にはどこかが縮むとどこかが伸ばされます。
縮んで、硬くなった筋肉
縮んで、硬くなった筋肉には温熱療法やマッサージ、ストレッチなどが有効です。
伸びて、筋力が低下した筋肉
伸びて筋力が低下してしまっている筋肉には運動療法などが有効です。
やみくもに、「ここが辛いからマッサージしておこう」というのは、かえって身体のバランスが悪くなり、症状を悪化させてしまう恐れがありますのでご注意ください。
首や肩の辛さを改善させる体操
今回、紹介する方法は、首や肩が辛いと言っている方で多いい、背中より頭が前に出ている姿勢の人にオススメの方法です。
パソコンやスマートフォン、書き物や運転など長時間にわたって同一不良姿勢をとっている時間が長い方はこのようになることが多いです。
肩甲骨体操
1、肩甲骨の引き上げ体操
イスに座り、両肩を斜め前方に引き上げて5秒とめます。両肩の力を抜いて元の位置に戻します。
今度は、両肩を斜め後方に引き上げて5秒とめます。両肩の力を抜いて元の位置に戻します。
この動きを5〜10回繰り返してください。
2、肩甲骨の外転、内転体操
イスに座り、肩の角度が90度くらいの位置で、腕を前方に伸ばし、左右の肩甲骨の間を離すようなイメージで5秒とめます。この時、アゴを引いておいてください。
次に、肩の角度は変えずに、両肘を後ろに引き、上体を起こして、左右の肩甲骨をくっつけるようなイメージで5秒とめます。この時も、アゴを軽く引いておいてください。
この動きを5〜10回繰り返してください。
3、肩甲骨の回旋体操
片方の腕は、背中の後ろに回すように大きく動かして肩甲骨を下方に回旋させます。同時に、逆の腕は大きく上げて頭の上を越えるように動かして肩甲骨を上方に回旋させます。この状態で5秒とめます。
今度は反対側も行いましょう。
この動きを5〜10回繰り返してください。
首や背中の姿勢の悪さを改善する方法
4、首のストレートネック改善法
仰向けで寝て、筒状に丸めたバスタオルを首と肩の付け根のあたりに入れます。タオルの厚さは首に少し圧迫感があり、首が前に押されるような厚さにします。
次に、膝を曲げて、軽くアゴを引きます。
この状態で10分〜15分間行ってください。
5、丸くなった背中を伸ばすエクササイズ
仰向けに寝て、丸まった背中の下にバスタオルを筒状に丸めたものをおきます。
膝を曲げて、アゴを引き、バンザイをして、胸の筋肉をストレッチします。同時に、腹筋に軽く力を入れて腰が地面からうかないようにしましょう。
この体勢を60秒間行い、20秒休んで、もう一度。それを3〜5回繰り返してください。
首や肩が辛いと言っても、たくさんの種類や原因の方がいるので、効果には個人差がありますのでご注意ください。やっていて、途中で痛くなったりするような事があれば、やめてください。
まとめ
今回は、肩甲骨の体操や首と背中の姿勢の悪さを改善する方法を紹介しました。
首や肩の痛みにお困りの方は、一度試してみてください。
あとは、身体全体のバランスを考える事が大切です。身体全体のバランスを整えることによって、肩の辛さが出にくい身体を作る事が大事です。
そのために、自分の悪い箇所や動作を知り、正しい方法を諦めずに継続していく事が大切です。
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一人でも多くの方の症状が改善し、痛くないことが当たり前である生活を取り戻していただきたい、そのために少しでもお役に立てればと思い、この整骨院を開院しました。
根治を目指して、私も患者様と一緒に闘います。
お困りごとやお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。