「歩く」のは人が生活するうえで必ずおこなう動作です。
股関節は、それを補助してくれる大切な体の一部。
あなたは普段から「股関節のケア」をしていますか?
ケアを意識しない日々をおくっていると、かなりのダメージを受けていることもあります。
「股関節に痛みや違和感はありませんか?」
と聞くと、歩いても股が痛くないから大丈夫と思ってしまいがちですが実際には
- 階段を上る
- 段差をこえる
- 靴下を履く
これら日常の動作に全て「股関節」が関連しています。
- 階段を上るとき「疲れてきたな」
- 段差をこえるとき「つまずく回数が増えてきたな」
- 靴下を履くとき「足があげづらくなったな」
このような覚えがあるなら黄色信号です。
日頃のケアが足りていない可能性があります。
また、関節にかかわる症状は「女性」に多いと言われています。
なぜ女性ばかりが関節痛に悩まされるのでしょうか。
今回は、その理由についても詳しくお話します。
そして痛みの解消方法や、簡単に「股関節の老い」をチェックする方法もご紹介します。
股関節の痛みが気になるあなたにきっと役立つはずです。
目次
なぜ股関節から痛みが出るのか
昔は問題なかったのに何故いまごろ痛みが現れたのでしょうか。
それは「筋肉量が減ってきた」ことが主な原因の1つです。
下半身の筋肉が十分にある場合は、しっかりと股関節の動きを支えてくれるので支障はありません。
しかし、年齢とともに筋肉は落ちやすいもの。
筋肉量が減ってくると股関節や軟骨に大きな負担がかかり、負担をかけ続けられた軟骨はどんどんとすり減っていきます。
本来軟骨は硬い骨同士の間にありクッションの役割をすることで動きをなめらかにしてくれていますが、この軟骨がすり減ると骨同士がギシギシとこすれて痛みが現れてしまいます。
筋肉が少なくなった状態で歩くのは「骨を削りながら歩いている」ということなんです。
これ、想像すると怖いですよね。
ここで思い出していただきたいのが最初にお話した女性に多い股関節の痛みです。
さて、あなたに質問です。
筋肉が減りやすいのは男性と女性のどちらだと思いますか?
・
・
・
答えは女性です。男性は「テストステロン」というホルモンの分泌が活発で筋肉量を維持しやすいんです。
でも、女性はテストステロンの分泌が男性ほど活発ではないため、知らず知らずのうちに筋肉が不足している可能性が高いです。
つまり「いつのまにか軟骨を削りながら歩いている」、、、
くりかえしますが
- 階段を上る
- 段差をこえる
- 靴下を履く
このような動作をする時に違和感や痛みはありませんか?
もし違和感や痛みを気にされているのなら、あなたはすでに軟骨を削って生活しているかもしれません。
股関節の痛みは病気やケガの場合も
「1.なぜ股関節から痛みがでるのか」で、筋肉の減少は股関節が痛くなる原因の1つとご説明しました。
そして筋肉が減少するのを放置し、痛みに気づきながらも放っておくと重症化し病気やケガにつながることがあります。
ここでは重症化した病名や詳しい症状についてご紹介します。
・変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)
股関節の軟骨がどんどん削れて「形が変わってしまう」病気です。
歩きにくくなり違和感が出てきます。
放っておくと最終的には軟骨がほとんどない状態となり、歩けないほどの激痛や足の長さが左右で違うといった症状が出てきます。
ここまでくると手術が検討されるので整形外科を受診してください。
・大腿骨頭壊死症(だいたいこっとうえししょう)
ケガなどが原因で大腿骨への血流が悪くなり骨の細胞が壊死(えし)する病気です。
症状が進むと股関節などが変形して歩けないほどの痛みが出てきます。
なぜ発症するのか詳しく分かっていないのも、この病気の恐いところです。
根本原因は血流が不足しているわけですから、運動することを心がけて下半身の血流を十分に保ちたいですね。
・大腿骨頚部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)
股関節の大腿骨部分が骨折することで起こるケガです。
主な原因は「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」。有名な症状なので聞いたことがあると思います。
特に高齢の女性がこの症状に悩まされている傾向にあります。
骨折ですから、治療方法は手術。普段から歩く習慣を身につけて骨に刺激を与えて強くしたいですね。
以上が股関節まわりでおきる病気やケガの代表例です。
どうしてこのような病気やケガが起こるのでしょうか。
理由は簡単です。
- 痛みを感じていた
- 動きにくさを感じていた
- なんとも言えない違和感があった
これらを放置した結果なんです。
少しでもこういった症状に気づいたときには意識してストレッチや運動をおこない、下半身を強くしましょう。
病気やケガで歩けなくなる前に改善しておきたいですね。
すでに痛みがある場合は専門家による治療を受けましょう。
放置しないことが一番大切です。
股関節は私たちの基本動作
股関節は股(また)のことだと勘違いしていませんか?
正確にはもっと後ろ、お尻に近いところにあります。
ですので痛みはお尻や腰に出てきます。
股関節に負担がかかると、その影響は下につながっている膝や足にも出てきます。
痛みが出ると、人はその部分を無意識にかばってしまいます。
その結果、筋肉の低下も重なって、良くない姿勢や重心で立ったり歩いたりすることで軟骨をすり減らすことにもなります。
そうすると日常生活での負担が増えます。
歩く、階段を上る、椅子に座る。これらは全て股関節が正常だからできることなんです。
だから痛みが出る前に予防することが重要。
- 足を動かすのが辛いな
- 歩くのが面倒だな
- 痛いからいやだな
こう感じたら要注意です。あなたの股関節は悲鳴をあげているかもしれません。
快適な生活をずっと送るためにも、日頃から十分に気をつけましょう。
そのためには、専門家からアドバイスをもらいながら、毎日のストレッチと運動を欠かさずにおこなうことが大切です。
股関節の調子をチェックしよう
「じゃあ早くストレッチをしなきゃ!」
焦る気持ちはとても分かりますが、いきなりストレッチを始めるのは危険です。
まずは、あなたの股関節をチェックしましょう。
ストレッチをしたけれど、無理をして痛めたのでは元も子もありません。
一般的に知られているチェック項目をご紹介します。
全部で8つあるので自己チェックしてみてください。
(1)ヒザが「なんとなく」重いと感じる
(2)歩いていると太ももの付け根やお尻のあたりが痛む
(3)運動後も太ももの付け根やお尻のあたりがズキズキ痛む
(4)ご家族に股関節の持病を持つ方がいる
(5)ズボンの丈が左右で違う
(6)階段がのぼりづらい
(7)あぐらがかきづらい
(8)靴下をはきづらい
当てはまる項目が多いほど「すでに股関節に負担が溜まっている」可能性があります。
自己チェックで不安に感じたのであれば無理してストレッチをせず、まずは専門家のアドバイスを受けて改善を目指しましょう。
痛みを抑えるならストレッチと整骨院
股関節のストレッチにおいて一番の目的は「柔軟性を取り戻すこと」です。
股関節に柔軟性がないと動かせる範囲がせまくなり、運動をしても十分な効果が期待できません。
このような理由から、ここではストレッチ~筋力トレーニングと順序立ててご紹介しています。それではまずストレッチ方法からお伝えしましょう。
※注意点として、すでに痛みや違和感がある場合は無理なストレッチをしないで下さい。
ストレッチによる刺激で症状が悪くなるかもしれません。
医師、専門家に相談してからおこないましょう。
・股関節を柔らかくして動く範囲を広げるストレッチ(全4ステップ)
(1)床に座り両足を大きく開きます。足は伸ばしておきましょう。
(2)足の親指を地面にくっつけるよう、ゆっくりと回転させます。(内股のような感じ)
(3)次は小指側を地面にくっつけるように、ゆっくりと反対側にたおします。
(4)(2)〜(3)の手順を繰り返します。1日に5,6回ほどでいいでしょう。
とても硬くなっている可能性が高いので、最初は上手く動かせなくても大丈夫です。
毎日つづけてゆっくりと柔らかくしていきましょう。
・股関節を強化して足腰の筋肉を強くするトレーニング(全4ステップ)
(1)まっすぐ立ちます。足は肩幅に開きましょう。
(2)両手を腰の位置へおいて、ひざをゆっくり曲げます。
(ひざが前に出過ぎないよう注意しましょう。お尻を後ろへ突き出す感じです)
(3)ひざを曲げた状態で1秒数えます。そしてゆっくりと伸ばしてまっすぐにします。
(4)(2)〜(3)の動作を15〜20回ほどおこないます。
ひざの角度が直角に近くなればなるほど負荷が強くなります。
最初は浅く曲げてなれてきたら深く曲げていきましょう。
以上が股関節を強化する運動です。
普段から積極的におこなうことで筋肉不足を解消できます。
今回ご紹介したストレッチ・運動は「足をあげるのが辛くなってきたな」という初期症状がある方に向けた方法です。
すでに痛みや違和感が強い人は悪化する可能性がありますので自己判断で運動してはいけません。
医師、専門家によるアドバイスを受けてください。
あなたの症状にピッタリあった施術・アドバイスが受けられます。
アドバイスを元にお家でのケアや運動をおこないましょう。
そうすることが、あなたの悩みを解消する一番の近道です。
森の葉整骨院では経験豊富な専門家が、皆様の症状にあったケアをおこなっています。
電話でのご相談も随時うけつけていますので、お気軽にご相談ください。
自分の判断で体を壊す前に専門家へ相談です!
まとめ
股関節の痛みが発生する原因と、その解消法についてご紹介させていただきました。
筋肉量が減ってくると足や腰に負担がかかります。
とくに女性の方は筋肉量が減りやすいため、このような症状が発生しやすいです。
違和感や痛みから不安が頭をよぎったなら、近くの整骨院か森の葉整骨院に相談してください。
今の生活スタイルで運動量は十分か?現在の筋肉量は足りているか?様々な質問をぶつけてください。
あなたが快適な生活を送るために、専門家のアドバイスを役立てて頂けたら幸いです。
上記のお悩みをお持ちでしたら、初回キャンペーンをご利用いただき、ぜひ森の葉整骨院の治療を体験してみてください!
一人でも多くの方の症状が改善し、痛くないことが当たり前である生活を取り戻していただきたい、そのために少しでもお役に立てればと思い、この整骨院を開院しました。
根治を目指して、私も患者様と一緒に闘います。
お困りごとやお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。